既存ウェブメディアでアフィリエイト収益を得る方法: バナーを貼るだけでは収益は出ない

この記事はプロモーションを含みます。

この記事では、ウェブメディアというかブログサイトをすでに作ってあるけど、アフィリエイト広告で収益を出せるようにできないか? という観点で話をします。アフィリエイト広告とは何か、はご存知であることが前提です。

これを書いている人はアフィリエイトでガンガン稼いでいる人、というわけではないので、客観的な基礎知識としてお読みいただくのがよろしいかと思います。

バナー広告を貼っただけでは収益は出ない

バナー広告をサイトのどこかに貼るだけでは、収益は出ません。

既存のサイトがあるのだから、とりあえずサイドバーなんかにアフィリエイト広告を貼ってみては? という話になるかもしれませんが、やってみればわかりますが、これでは全く収益は出ません。逆にいうと「とりあえず貼ってみたけど、ダメじゃん」というだけであきらめるのはおかしいということです。

なぜバナー広告を貼るだけでは売れないのかというと、当然の理由で、バナー広告を見ただけで「この商品はいいものだ」と人が理解できるわけはないからです。アフィリエイト広告は売れて初めて広告料がいただけますから、買ってくれるように仕向けないと意味がないのです。

真剣に商品を紹介すれば売れる = 収益が出る

ではどうしたら商品を買ってもらえ、収益が上がるのかというと、広告する商品を自分のウェブメディアで真剣に紹介することです。

具体的には、広告するその商品について詳しく説明した記事を作ることです。場合によっては複数の記事を使って、さまざまな角度からその商品を紹介します。その記事の最後にバナー広告を置いて、もしお気に召したらどうぞ、というふうに誘導します。

それくらいのことをやってはじめて、商品が売れます。

ネットショップで商品を売るのと同じくらい説明が必要

この感覚に近いのはネットショップです。自分のショップでものを売りたいと思ったら、その商品が何で、どんな特徴があり、使うことでどんなメリットがあるのか、真剣に説明をせねば売れないのは、なんとなくご理解いただけると思います。

アフィリエイト広告も同じです。単にバナーを貼っておくだけで何の説明もなしに、読者が勝手に「この商品よさそう」と思ってくれるわけはないので、だからバナーを貼るだけでは収益は出ないのです。

既存のウェブメディアにアフィリエイトを取り入れるには

すでにある程度読者がついているウェブメディアで、「今まで好きに書いてきたけど、これからは収益も考えないと」というときに、アフィリエイトを取り入れるというケースを考えます。

すでにいくらかのアクセスがあるのですから、その点有利なようにも思えますが、ネックになる点もあります。それは主に以下の2点です。

  • サイトのテーマに合う広告が存在するかどうか (サイトの方向性を損なうような商品は紹介できない)
  • 初めから特定の商品に特化してサイトを作ってきたわけではない (雑多な商品を紹介していくしかない)

この記事でどんな商品を紹介すれば売れるだろうか、あるいは、既存の読者がどんな商品に興味があるだろうか、と考えること、リサーチすることが大切になってきそうです。

初めから「このジャンルの商品を売っていくアフィリエイトサイトを作ろう」という目的があって作っていくサイトでは、何を広告するかは明確ですが、そうではない既存サイトでは、ひとつのジャンルの商品に絞るのはおそらく難しいでしょう。そのため雑多な商品(広告)を扱うことが多くなるので、広告の管理の方法を考えておく必要があります。

アフィリエイトは、責任を伴う事業です

「アフィリエイト = 怪しいネットビジネス」というイメージがいまだに根強いように思います。

アフィリエイトといえば「これだけやれば月XXX万円稼げます!!!」みたいな話を期待する人が多すぎなのですが、そういう勘違いはもう捨ててください。どうしてもという方は変な情報商材でも買っておればよろしい。

アフィリエイト広告とは「自分のウェブメディアで他社の商品を紹介すること」です。他社様の商品を紹介するのですから、それは企業と取引しているのと同じことだし、本来非常に責任を伴う事業です。

商品を詳しく説明せねばならないとなると、書く内容について責任が伴います。バナーを貼るだけなら責任も何もなく楽なように思えますが、それでは全く売れないのでやる意味がありません。結局のところ自ら責任というある程度のリスクを負わないと売れないのです。

アフィリエイトで収益を得るのは「ノーリスク」でも「ほったらかし」でもないのですよね。

アフィリエイトは、メディアの特色を守って収益化するにはいい手段

地域ウェブメディアのマネタイズ手段」という記事でも書いたのですが、アフィリエイトによる収益化は、自分のメディアの特色を守りながら収益を上げていくには良い手段だと思います。既存メディアにマッチする広告さえ見つかれば、あとは運営側の裁量で動かしていけますから。

一方で純広告や記事広告は収益増加を目指すとどうしてもPV至上主義に走らざるを得ず、流行りにおもねる必要が少なからずあります。

アフィリエイトを始めるには

まずはアフィリエイト広告プロバイダ (ASPと呼んだりもします) に登録することからはじめます。

アフィリエイト広告プロバイダへの登録には審査があります。すでにウェブメディアがあり、1日数名でもそれなりに読まれているのであれば、公序良俗に反しない内容である限りおそらく審査に落ちることはないでしょう。

アフィリエイト広告プロバイダはいくつもあります。別にたくさん登録する必要はありませんが、ASPごとに取り扱っている広告が違うので、色々と検討してみたければ複数登録するのがよいということになります。

とりあえずひとつ、ということであれば、どれでも名前を知っているところでいいのですが、それでも迷うようならA8.netでよいのではないでしょうか。広く使われていて使い方もシンプルです。

アフィリエイト広告プロバイダのウェブサイトでは「どうすればアフィリエイト広告で収益を上げられるか」という解説記事が大体用意されています。こうした記事では基本的なことがまとめられていますので、ぜひチェックしてみることをおすすめします。「バナーを貼るだけではまず売れない」というのも、元はといえばこうしたコンテンツからの受け売りです。